“はがいじめ”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
羽交締	50.0%
羽掻締	50.0%

羽交締

と嗄（しわが）れた声でウェンデルが呼んだ。そして、その大きな身体がいきなり背後（うしろ）から羽交締（はがいじめ）にしてしまった。

令嬢エミーラの日記 (新字新仮名) ／ 橘外男(著)

咄嗟（とっさ）の間に飛付いたガラッ八、曲者の襟髪を手繰り寄せるように、後ろから羽交締（はがいじめ）にしました。

銭形平次捕物控：073 黒い巾着 (新字新仮名) ／ 野村胡堂(著)

羽掻締

その揉（も）み合ひは長くはありませんでした。曲者にどんな術があつたものか、羽掻締（はがいじめ）にした八五郎の腕をスルリと拔けると、巨大な鳥のやうに、サツと物蔭に消え込みます。

銭形平次捕物控：148 彦徳の面 (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)

咽嗟（とつさ）の間に飛付いたガラツ八、曲者の襟髮を手繰（たぐ）り寄せるやうに、後ろから羽掻締（はがいじめ）にしました。

銭形平次捕物控：073 黒い巾着 (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)