“のぶかね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
信包75.0%
信全25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三条局は蒲生氏郷うじさとの妹、三丸殿は信長の第五女、姫路殿は信長の弟信包のぶかねの娘、主筋の令嬢をズラリト妾に並べてゐる。たま/\千利久といふ町人の娘にふられた。
黒田如水 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
法諡はふしを称仙軒徳山居士と云ふ。此より後宗家伊沢はよゝ黒田家の歯医者であつた。六世信全のぶかねは桃酔軒と号した。天明三年に生れ、文久二年うるふ八月十八日に八十一歳で歿した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
法諡はふしを幽林院岱翁良椿たいをうりやうちん居士と云ふ。長谷寺の先塋せんえいに葬られた。新しい分家には四十一歳の養孫信階、三十五歳の其妻、八歳の蘭軒を遺した。又宗家に於ては孫信美が已に二歳の曾孫信全のぶかねを設けてゐた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)