“ねんぴかんのんりき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
念彼観音力85.7%
念被観音力14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
念彼観音力ねんぴかんのんりき刀刃断々壊とうじんだんだんね——などという声は乱軍中にはまま聞えるものであるし、わが先祖のうちで心に銘じている名を呪文じゅもんのように連呼する若武者もあり、そうかと思うと
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「推落大火坑、念彼観音力ねんぴかんのんりき、火坑変成池へんじょうち……」
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
と強くいうのが優しくなって、はては涙になるばかり、念被観音力ねんぴかんのんりき観音の柳の露より身にしみじみと、里見は取られた手が震えた。
伊勢之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)