“にょかい”の漢字の書き方と例文
語句割合
如海100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
如海にょかいは、いちばんあとから、上気した青い頭に湯気をみせながら歩いていた。すると側へ寄り添って行った女が、そっとにお手帕ハンケチを袖から渡した。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
巧雲は茶碗を受けて天目台に乗せ、わんふちを白絹で拭いた。そして、如海にょかいへささげ出すと、如海の指と女の白い指とが、碗をなかだちにして触れあった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
このとき、はや衆僧は、如海にょかいに引率されて、奥の法要の道場へ乗込んでいた。香煙こうえんるるとけいを合図に礼拝らいはいする。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)