“にせくび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
贋首50.0%
僞首30.0%
偽首20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「気取るなよ、どうせ身代りの贋首にせくびってえ面じゃねえ、顔と言ったのは言葉のあやだ。本当のところは、手前の足が借りてえ」
きね太郎危ふしと見て、八五郎に言ひ含めて、身代りの僞首にせくびに仕立てたのですが、曲者を少し甘く見過ぎて、驅けつけるのが遲かつたばかりに、危ふく八五郎とお葉を死なせるところだつたのです。
「元より偽首にせくびでありました」
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)