“なくら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
名倉50.0%
那倶羅50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この老祖母の死は、今更のように名倉なくらの大きな家族のことを思わせた。別にかまどを持った孫娘だけでも二人ある。まだ修業中の孫から、多勢の曾孫ひいまごを加えたら、余程の人数に成る。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
その妻、子を産まず、家に那倶羅なくら虫ありて一子を生む。婆羅門これを自分の子のごとく愛し那倶羅の子もまた父のごとく彼を慕う。少時して妻一子を生む。