“ながざお”の漢字の書き方と例文
語句割合
長棹100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつかお巡査おまわりさんの来なすった朝、覚悟が有って長棹ながざおに掛けてから門傍かどばたへも寄せつけない。それを怨んで、未練も有って、穴から出たり入ったり、ここいらつけ廻しているに違いない。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
前方さきに行って御覧じゃりまし、川原に立っておりますが、三十人、五十人、橋を通行ゆききのお方から、おあしつぶてを投げて頂いて、手ン手に長棹ながざおさきへ網を張りましたので、宙で受け留めまするが
伊勢之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)