“どんつう”の漢字の書き方と例文
語句割合
鈍痛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
範宴はんえんはありありとそれを感じる。この二、三日の頭の鈍痛どんつうなどがその一例である。夜の熟睡を久しく知らないのもその現象である。ひとみの裏がいつも熱い、思索力はすっかり乱れてしまった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかしこの私は学校を出て三十以上まで通り越せなかったのです。その苦痛は無論鈍痛どんつうではありましたが、年々歳々さいさい感ずるいたみには相違なかったのであります。
私の個人主義 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)