“どんかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鈍感80.0%
貪看20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに多分鈍感どんかん下品げひん氣難きむづかしい樣子を私に見せでもしたらね。
「矢っ張りそれ丈け鈍感どんかんなんだろうね、人間が」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
パックリと口をあいた真中の眼が、力持のおせいというものが有するアブノーマルな肉体に向って、貪看どんかんを起しはじめたのが運の尽きでした。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
坊主の冒涜ぶりを貪看どんかんして、飽くことを忘れたこの眼が、その坊主が、蔭間かげまという人間界の変則なサード種族に似ているという偶語を聞いてから、その凝視から一時解放されると共に、今度は
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)