“どひの”の漢字の書き方と例文
語句割合
土肥100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこへ土肥どひの次郎実平さねひらが二千余騎で義仲の行手に待ち構えた。少勢とはいえ歴戦の強者の木曽勢は、ここも蹴破って進んでいった。
生捕いけどりになった本三位中将重衡は、六条を東へと引廻された。車の前後のすだれをかかげ、左右の小窓も開かれていた。三十騎ばかりが車の前後を取り囲み、土肥どひの次郎実平さねひらが守護した。