“どうじょうびと”の漢字の書き方と例文
語句割合
堂上人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
裸にしても堂上人どうじょうびとらしく白皙はくせきの美男であるから、実際の年はもっとよけいかも分らない。眉は濃く、唇はあかく、才気煥発なところがひとみに出ている。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何もこれという用事もなくその日その日を徒衣徒食し恋をさえ遊戯視していた平安朝時代の堂上人どうじょうびとなどの中に好んで和歌にも読みこまれるようになったのであります。
俳句とはどんなものか (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
よほど貴顕きけん堂上人どうじょうびとでも見えられるのであろうと、誰もが想像していたふうであった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)