“とらきち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
虎吉50.0%
寅吉50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大工である妹の亭主が手弁当で日給一円、鷲尾の末弟の虎吉とらきちが熊本市の郊外電車の少年車掌で日給七拾銭、末の妹と父親の内職が三十銭足らず、それに店の売上げが月々の地代金にやっとだという。
冬枯れ (新字新仮名) / 徳永直(著)
見物の衆にまじっていた虎吉とらきち少年や野州の熊五郎くまごろうが、あいての猫間犬丸のしぶとさに、ひどく腹をたてたのです。
幻術天魔太郎 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
抱き起したのは日雇取ひやうとり寅吉とらきちでした。