“とよしが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
豊志賀50.0%
豐志賀50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくて根津七軒町の富本の師匠豊志賀とよしがと相知るのである(これが宗悦の娘であることはすでに述べた)。
さて小石川服部坂の旗本深見新左衛門、盲人宗悦に借りた烏金からすがねが返金できずつい斬り棄ててしまう。この宗悦の娘で富本の師匠たる豊志賀とよしがが、新左衛門の遺子で十八も年下の新吉と同棲する。
根津七軒町の富本とみもとの師匠豐志賀とよしがは、年卅九歳で、誠に堅い師匠でございまして、先年妹お園を谷中七面前の下總屋と云う質屋へ奉公にって置きました処、図らぬ災難で押切の上へ押倒され
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
惣「お園はまことに希代きたいだ、あれは感心な堅い娘だ、あれは女中のうちでも違って居る、姉は何だか、稽古の師匠で豐志賀とよしがというが、姉妹きょうだいとも堅い気象で、あの新五郎はしきりとお園に優しくするようだが」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)