“となりきんじょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
隣近所60.0%
鄰近処20.0%
隣近処20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「今までのように、野原に住んで、栗鼠りすや狐が隣近所となりきんじょのうちはよいが、このように多くの人の住んでいる町なかへ来たら、礼儀作法を持たねばならぬぞ」
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鄰近処となりきんじょの家の戸や窓があけ放されるので、東南から吹いて来る風につれ、四方に湧起るラヂオの響は、朝早くから夜も初更しょこうに至る頃まで、わたくしの家を包囲する。
鐘の声 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
さっき火事を見に出た隣近処となりきんじょの連中がガヤガヤいって帰ってくる。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)