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とそ
ふりがな文庫
“とそ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
屠蘇
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
屠蘇
(逆引き)
松が取れたばかり、世界はまだ
屠蘇
(
とそ
)
臭いのに、空つ風に吹き寄せられたやうな恰好で、八五郎は庭木戸へ
顎
(
あご
)
を載せるのでした。
銭形平次捕物控:272 飛ぶ若衆
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
元日の朝、大書院から
武者床
(
むしゃゆか
)
を通した広間で、家臣の総礼をうけたさい、共に
屠蘇
(
とそ
)
を祝ったりはしたが、あとは顔を合せる折すらなかった。
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それから半リットルばかりの清酒をお
屠蘇
(
とそ
)
のかわりとして、昨日
炊
(
た
)
いて置いた飯をさらさらとかき込んでそれで元日の朝食は済んだわけだ。
百姓弥之助の話:01 第一冊 植民地の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
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