“とそ”の漢字の書き方と例文
語句割合
屠蘇100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
松が取れたばかり、世界はまだ屠蘇とそ臭いのに、空つ風に吹き寄せられたやうな恰好で、八五郎は庭木戸へあごを載せるのでした。
元日の朝、大書院から武者床むしゃゆかを通した広間で、家臣の総礼をうけたさい、共に屠蘇とそを祝ったりはしたが、あとは顔を合せる折すらなかった。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それから半リットルばかりの清酒をお屠蘇とそのかわりとして、昨日いて置いた飯をさらさらとかき込んでそれで元日の朝食は済んだわけだ。