“としゆつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
斗出100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
名に聞えたるマルクスの塔は思ひしよりも高からず。舟は陸と鹹澤との間を進めり。後なるものは曲りたる堤の如く、海中に斗出としゆつしたり。
この高原の玄海洋げんかいなだ斗出としゆつするところ、奇巌をあらはすものを「七ツ釜」となす。
松浦あがた (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
われ裏面よりらちに近き處に席を占めしに、こゝは歌者の席なる斗出としゆつせる棚に遠からざりき。背後には許多あまた英吉利イギリス人あり。