“とこず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
床摺50.0%
褥摺50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして雑仕婦に手伝って、時々氷を取り換えたり、しもの方の始末をしたりした。氷は頭と言わず、胸といわず幾個いくつも当てられてあった。もう長いあいだの床摺とこずれも出来ていた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
親類みよりらしい者もない、全然まるっきりやもめで、実際形影相弔うというその影も、破蒲団やぶれぶとんの中へ消えて、骨と皮ばかりの、その皮も貴女、褥摺とこずれに摺切れているじゃありませんか。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)