“とげつきょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
渡月橋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
嵐山の渡月橋とげつきょうを渡ると、茶店がズラリと立ち並び、春が人の出盛りだけれども、遊覧バスがここで中食をとることになっているので、とにかく冬も細々と営業している。
日本文化私観 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
雨上りにも拘らず嵐山には最早もう大分人出がしていた。渡月橋とげつきょうへ差しかゝった時星野さんは
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
天竜寺てんりゅうじの門前を左へ折れれば釈迦堂しゃかどうで右へ曲れば渡月橋とげつきょうである。京は所の名さえ美しい。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)