“とぎじる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
米磨汁50.0%
洗汁50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それが、……赤斑あかふもあれば、死顔は痴呆こけのよう。下痢くだしたものは、米磨汁とぎじるのようで、嘔吐はいたものは茶色をしております。どう見たって、虎列剌に違いねえので……」
顎十郎捕物帳:05 ねずみ (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
赤斑も出れば、痴呆面こけづらにもなる。手足の硬直こわばり譫言うわごと、……米磨汁とぎじるのようなものをくだし、胆汁を吐く。息はまだ通っているのに、脈はまるっきり触れない。……なにもかにも同じなんだ。
顎十郎捕物帳:05 ねずみ (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
私が通った中ではネパール第一の美しい都会でありますが、その水の色は米の洗汁とぎじるのような色です。これは多分山間の土を溶かして来るのでございましょう。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)