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とうに
ふりがな文庫
“とうに”の漢字の書き方と例文
語句
割合
唐丹
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
唐丹
(逆引き)
下閉伊郡の田老村気仙郡の
唐丹
(
とうに
)
村と共に、惨禍の大関だったので、地震があれば、夜昼問わず警戒をする慣習になっております。
地震なまず
(新字新仮名)
/
武者金吉
(著)
海尊仙人が住んでいたという口碑あり、また陸前
気仙
(
けせん
)
郡の
唐丹
(
とうに
)
の観音堂の下にも、昔常陸坊が
松前
(
まつまえ
)
から帰りがけにこの地を通って、これは亀井の墓だと別当山伏の
成就院
(
じょうじゅいん
)
に
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
(4)一例をいうと、気仙郡広田
唐丹
(
とうに
)
方の村々が先年山火事が延長して全村三、四百戸焼失したときに、同村の裏の竹林に村中にある多くのオシラたちが避難して飛んできていたという。
東奥異聞
(新字新仮名)
/
佐々木喜善
(著)
平田
(
へいた
)
と言う部落で、ちょうど釜石湾口を真正面に望む家があったので、早速来意を告げて聞いて見たが、前記のオバサンの話と少しも違わぬ。地震の後に
唐丹
(
とうに
)
の方向でドンという音がした。
地震なまず
(新字新仮名)
/
武者金吉
(著)
また同郡
唐丹
(
とうに
)
村、
今手
(
いまで
)
山金鉱での口碑には三郎となっておりまして、やはり炊事係でありますが、これにはこの男が流し下に溜まる飯粒を克明に拾い集めておき、毎日それをカラスにやったと言い
東奥異聞
(新字新仮名)
/
佐々木喜善
(著)
右の三陸津浪の三時間ばかり前に、岩手県
唐丹
(
とうに
)
村の沖でメヌケが多獲され、また縄(
延縄
(
はえなわ
)
であろう)の位置がいつの間にか変わってしまうので、漁師が不審に思ったと言う(日日新聞釜石通信員談)。
地震なまず
(新字新仮名)
/
武者金吉
(著)
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