“とうじんだんだんね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
刀刃断々壊50.0%
刀尋段々壊50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
念彼観音力ねんぴかんのんりき刀刃断々壊とうじんだんだんね——などという声は乱軍中にはまま聞えるものであるし、わが先祖のうちで心に銘じている名を呪文じゅもんのように連呼する若武者もあり、そうかと思うと
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
普門品ふもんぼん、大悲の誓願ちかいを祈念して、下枝は気息奄々えんえんと、無何有むかうの里に入りつつも、刀尋段々壊とうじんだんだんねと唱うる時、得三は白刃を取直し、電光胸前むなさききらめき来りぬ。この景この時、室外に声あり。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)