“とうきびばたけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
唐黍畑100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そんな廃屋に近いものを取り囲みながら、ただ豆畑や唐黍畑とうきびばたけだけは猛烈に繁茂していた。それは私たちの気もちに妙にこたえて来るような眺めだった。
菜穂子 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
自分ながら、こんなことは珍らしいと思い乍ら、唐黍畑とうきびばたけの傍を歩いて居ると停車場の方から、麻川氏がこっちへ歩いて来る。黒っぽいの羽織の着流し姿で小さいケースを携げて居る。
鶴は病みき (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
そんな廃屋に近いものを取り囲みながら、ただ豆畑や唐黍畑とうきびばたけだけは猛烈に繁茂していた。それは私たちの気もちに妙にこたえて来るような眺めだった。
楡の家 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
其処がすっかり唐黍畑とうきびばたけになっているのを認めたりしながら、何ということもなしに目を見合わせたりした。
菜穂子 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
其処そこがすっかり唐黍畑とうきびばたけになっているのを認めたりしながら、何ということもなしに目を見合せたりした。
楡の家 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)