“とうえつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
東粤66.7%
東越33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
玉は東粤とうえつで乱を聞いて昼夜兼行で帰って来たところで、途で土寇の一群に遇った。主従は馬を乗りすてて金を腰にしばりつけ、草むらの中に匿れていた。
阿英 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
黄英はその金で村はずれに肥えた田を二十けい買って、屋敷をますます立派にした。と、馬の所へ東粤とうえつから客が来て陶の手紙を出した。開いてみるとそれは姉と結婚してくれという頼みであった。
黄英 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
東越とうえつ閩中みんちゅう庸嶺ようれいという山があって、高さ数十里といわれている。その西北のかいに長さ七、八丈、太さ十囲とかかえもあるという大蛇だいじゃんでいて、土地の者を恐れさせていた。