“てんまやく”の漢字の書き方と例文
語句割合
伝馬役100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宿場らしい高札こうさつの立つところを中心に、本陣ほんじん問屋といや年寄としより伝馬役てんまやく定歩行役じょうほこうやく水役みずやく七里役しちりやく(飛脚)などより成る百軒ばかりの家々がおもな部分で
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
伝馬役てんまやくは給金を増せと言い出して来る。どうしても問屋場に無理ができるんです。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
冬春の雪道、あるいは凍り道などのおりはことに荷物の運搬も困難で、宿方役人どもをはじめ、伝馬役てんまやく、歩行役、七里役等の辛労は言葉にも尽くされないもののあることを思い出した。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)