“てんしんらんまん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
天真爛漫87.5%
天眞爛熳4.2%
天真瀾漫4.2%
天真爛熳4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや、踊りは自分も好きでござる。踊りは人間を天真爛漫てんしんらんまんにさせるもので、自分なども、時折は、やしきで独り踊りますがな」
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「お房か、ありや天眞爛熳てんしんらんまんだ。心は確に處女だ!………體だツて………」とまた頭にきらめく。と、激しく頭を振つて、「何だつて此様なことを考へる。」
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
ちと偽善になるようですが、悪徳の天真瀾漫てんしんらんまんよりは取り扱いやすいから結構です。中には腹の底で済んだなとさえ気がつかないでいるものもたくさんあったそうです。
創作家の態度 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
この一対の白兎は乳離れがしてから余り長くはないらしく、畜生ではあるが彼等の天真爛熳てんしんらんまんを見出される。
兎と猫 (新字新仮名) / 魯迅(著)