“てらもう”の漢字の書き方と例文
語句割合
寺詣100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甚太夫は喜三郎の話を聞きながら、天運の到来を祝すと共に、今まで兵衛の寺詣てらもうでに気づかなかった事を口惜くちおしく思った。
或敵打の話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
母親が神まいりや寺詣てらもうでを望むと、かならず背なかに負って歩いた。かれの妻はまためくらの兄の手をひいて行くので、知らないものは兄の妻かと思うほど仲がよかった。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)