“てのろ”の漢字の書き方と例文
語句割合
手鈍100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お庄は手鈍てのろい母親に、二時間もかかって、顔やえりを洗ってもらったり、髪を結ってもらったりして、もうねこになったような白粉おしろいまでつけて出て行った。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「八之丞、清三郎。いちいち弾込たまごめしていては手鈍てのろい。鉄砲を取り代え取り代え、弾のあるかぎり撃て」
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)