“てなぐさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手弄83.3%
手娯8.3%
手慰8.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「大きな事を言やがる。お上の御用を承る者が、手弄てなぐさみなどしちゃならねえと、あれほどやかましく言っているじゃないか」
「手前は手弄てなぐさみばかりかと思つたら、何時の間に娘師むすめし強盜たゝきの眞似をするやうになつたんだ」
彼は立ち上って、手紙を持ったまま妻の室に行った。彼女は手娯てなぐさみの刺繍をやっていた。夫の姿を見てその顔を見守った。その眼が「何か御用?」とこう云った。
恩人 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
「まあ、そんなことかも知れません。その連中には女でも手慰てなぐさみをする者がありますからね。地道じみちなことで無くしたのなら、師匠もそんなに叱る筈はありません。なにか悪いことをしたのでしょうね」
半七捕物帳:54 唐人飴 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)