“てしょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手証90.9%
手性9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうして歩いているうちにはどこかで出会でくわすだろう、出会したら後をつけて手証てしょうを押えて町奉行へ訴え出るんだ。
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
手証てしょうが上らないからさ。あの姉歯という奴は、大学の婦人科にった時分から、主任教授に化けて大学前の旅館に乗り込んで、姙婦を診察して金を取った形跡がある。
空を飛ぶパラソル (新字新仮名) / 夢野久作(著)
す、鈴川源十郎殿、ときやがらあ! しかしなんだぞ、ううい、貴公はなかなかもって手性てしょうがいいや、こうつけた青眼に相当重みがある。さそいに乗らねえところがえらい。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)