“ていが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
帝駕66.7%
停臥33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「途々の敵を払って、めでたく元の九重ここのえの内に、帝駕ていがの還幸を計らねばならんが」
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
院ノ庄から西へ三日路で、帝駕ていがは、難所の四十曲峠しじゅうまがりとうげを越えていた。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
帝駕ていがは、いますぐここをお立ち出でになります。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その臥床の上に停臥ていがしたまま、夥しい涙にひたされた熱のある眼を大きく見開いて真弓は、或ひは手紙で或ひは口伝にもたらされるさまざまの悩ましい消息を受取るのであつた。
水と砂 (新字旧仮名) / 神西清(著)