“つねもり”の漢字の書き方と例文
語句割合
経盛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのくせ、平太清盛をかしらにして、次男の経盛つねもりだの、三男坊だの、四男坊だの、子どもばかりは、次つぎに、産まれていた。
経盛つねもり〕清盛の次弟。参議、修理大夫。一ノ谷で長男経正、次の経俊、末の敦盛あつもりなどの三人の男子をみな戦死させて、まったくの孤父。年六十二。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
オオ、うしろに、経盛つねもりも来ておいでだの。ふたりとも、お聞きなさい。和御前わごぜたちには、不びんではあるが、母は、きょう限り、忠盛どのに、おいとまをいただいたぞや。
彼の家弟経盛つねもりは参議に、頼盛は権大納言ごんだいなごんに、子重盛は近衛大将までに——云うもわずらわしいが、公卿に上った者十余名、殿上人てんじょうびとと称される人三十名の余をこえ、平氏一門の受領国は三十余ヵ国。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)