“つかみあい”の漢字の書き方と例文
語句割合
掴合100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一度同級の者と掴合つかみあいをしてげて帰って、それッきり、登校しないのを、先生がわざわざ母親の留守にむかいに来て連れて行って、そのために先生はほかの生徒の父兄等に信用を失って
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
先刻さっきちょうど来合せた愛吉が、常に口にするよう、お夏の癇癪を引受けて、町内の人々と言い争い、すわや、掴合つかみあいの始りそうになった時、あたかも可し、婆を捕えて、かの嬰児あかんぼを抱いた女房を従えて
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)