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ちろう
ふりがな文庫
“ちろう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
地牢
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
地牢
(逆引き)
一つは、決然としてジャン・ヴァルジャンに向かって進んでゆき、徒刑囚たる彼を
地牢
(
ちろう
)
に返納すること。今一つは……。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
エジプトの大
墓窟
(
ぼくつ
)
、ノールウェーの農家、修道院、城楼、万国博覧会の層楼、生気のない顔と一つの巨大な眼をもってる、地面にもぐり込んだ無脚のふくれ上がった家、
地牢
(
ちろう
)
の鉄門
ジャン・クリストフ:06 第四巻 反抗
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
もし他の者がそういう地位に立ったら、テナルディエにもらった綱とこれからはいるべき第一の
地牢
(
ちろう
)
の
格子窓
(
こうしまど
)
とに、おそらく
漠然
(
ばくぜん
)
と思いを
馳
(
は
)
せたであろう。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
三十五年前、一八二七年囚人大護送の折りまでは、ビセートル監獄の
地牢
(
ちろう
)
の一つに、徒刑に処せられたテューヌ団の一首領が壁上に
釘
(
くぎ
)
で彫りつけた、次の格言が見えていた。
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
それはただ
地牢
(
ちろう
)
ばかりだ。そういうのがお前の未来だ。怠惰といい楽しみというものは、何という絶壁だろう。何にもしないということは、痛むべき方針だ。わかるだろうね。
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
シャートレの
地牢
(
ちろう
)
を通ってきたあわれな密猟者スュルヴァンサンはこういった、「私をささえてくれたものは韻律である。」詩は無用だ、韻律が何の役に立つか、と人はいう。
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
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