“ちよだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
千代田87.5%
血涎12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『八島』の後から、つづいて姉妹艦の『千代田（ちよだ）』と『秋津洲（あきつしま）』が、むくむくッと渦巻を湧きたたせて浮き上ったが、内火艇は全速力で、湾の一番奥にある、富士洞窟に向って急行しているのだ。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) ／ 平田晋策(著)
それから二、三日たった、あるばんのこと、こんどは千代田（ちよだ）区の、やしき町のまんなかに、銀色のやつが、あらわれたのです。
夜光人間 (新字新仮名) ／ 江戸川乱歩(著)
殊に、あの傲岸（ごうがん）な阿巌が、うんと呻（うな）ったきり、血涎（ちよだ）れを出して参ってしまうなどは、近ごろ愉快きわまることだ
宮本武蔵：03 水の巻 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)