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ちょとつ
ふりがな文庫
“ちょとつ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
猪突
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
猪突
(逆引き)
高徳は前へ
猪突
(
ちょとつ
)
していたのである。だから不意をくった兵のかたまりは二つに割れ、風を持った蓑と剣影が走り抜けたあとには、はや二、三人がぶっ仆れていた。
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ただクリストフは、左右を顧みず
猪突
(
ちょとつ
)
していた。パリー人の「温情」をことにいらだっていた。
ジャン・クリストフ:09 第七巻 家の中
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
実行家の第一資格たる向う見ずに
猪突
(
ちょとつ
)
する大胆を欠いていた。勢い躍り出すツモリでいても出遅れてしまう。機会は
何度
(
なんたび
)
来ても出足が遅いのでイツモ機会を取逃がしてしまう。
二葉亭追録
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
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