“ちょうちょうなんなん”の漢字の書き方と例文
語句割合
喋々喃々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その骨が艶麗の美女となって礼に来て喋々喃々ちょうちょうなんなん、おおいに壁一重隣の八さんを悩ますあの老人であるが、わがE師もまた、日頃、とにかく鹿爪しかつめらしいことを並べ立てながら
艶色落語講談鑑賞 (新字新仮名) / 正岡容(著)
牡丹亭で喋々喃々ちょうちょうなんなんの光景を、詩人の李太白りたいはくよだれを垂らして牡丹の葉蔭から見ている絵なぞがあって、支那一流の大甘物あまものだが、その中でも、呉青秀に関する記述の冒頭だけは
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それから目ばかり大いなる美人の荘子と喋々喃々ちょうちょうなんなんするはこの哲学者の細君なるべし。其処までは一目瞭然なれど、時々舞台へ現るる二人の童子に至っては何の象徴なるかを朗かにせず。
北京日記抄 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)