“ちゃかす”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
茶滓50.0%
茶粕50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
台処の流許ながしもとに流れる水は皆な凍り着く。ねぎの根、茶滓ちゃかすまで凍り着く。明窓あかりまどへ薄日の射して来た頃、出刃包丁でばぼうちょうか何かで流許の氷をかんかんと打割るというは暖い国では見られない図だ。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
茶瓶ちゃびんか何かそこへ置きやがったな。オヤオヤ。お尻がビショビショになっちゃったね。アッハハ。茶粕ちゃかすが付いてらあ。仕方がない。この鉄椅子に掛け給え。そのうちに乾くだろう。……見たまえ。
焦点を合せる (新字新仮名) / 夢野久作(著)