“ちとう”のいろいろな漢字の書き方と例文

カタカナ：チトウ

(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。

たちまちにして池塘（ちとう）芳草の好時節となるは決して疑うべからず。

将来の日本：04 将来の日本 (新字新仮名) ／徳富蘇峰(著)

大抵津藤さんは人の対話の内に潜んでいて形を現さない。それがめずらしく形を現したのは、梅暦（うめごよみ）の千藤（ちとう）である。千葉の藤兵衛である。

細木香以 (新字新仮名) ／森鴎外(著)

おけいさんは池凍（ちとう）帖を置いてお習字をしたり、お琴をひいたり、ひとりでたのしそうに遊んでいらっしゃいましたわ

黄泉から (新字新仮名) ／久生十蘭(著)

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