“ちぐさただあき”の漢字の書き方と例文
語句割合
千種忠顕100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
親船へ移って来た岩松吉致は、すぐともの船頭小屋にみちびかれて、侍者の千種忠顕ちぐさただあきと一条行房に会っていた。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
高徳は七条口でよく戦い、兵庫にも参戦したが、日ごろ千種忠顕ちぐさただあきと折合いがわるかったので、それを機にまた元の、備中熊山の郷里に帰っていたものだった。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
俄に南へいそいだ御車には、万里小路藤房、季房すえふさ源中納言げんちゅうなごん北畠具行、六条ノ少将千種忠顕ちぐさただあき按察あぜちノ大納言公敏きんとしたちの諸公卿、ほか随身をいれても、わずか二十名前後。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)