“だいにちにょらい”の漢字の書き方と例文
語句割合
大日如来100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
院は姫宮の心情を哀れにお思いになっていた。かねての計画のように五十か寺での御誦経ずきょうが最初にあって、法皇のおいであそばされる寺でも大日如来だいにちにょらいの御祈りが行なわれた。
源氏物語:35 若菜(下) (新字新仮名) / 紫式部(著)
あの教はこの国の土人に、大日孁貴おおひるめむち大日如来だいにちにょらいと同じものだと思わせました。
神神の微笑 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
湯殿山の行者が大日如来だいにちにょらいの堂を建立した大円寺の縁日で、ふとおもかげの似た若侍とゆきずり、そこは、こんなことには特に頭の働くお藤なので、おや! 似ているぞ! とてとると同時に
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)