“だいせっけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大雪渓50.0%
大雪谿50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
子爵ししゃく二川重明ふたがわしげあきが、乗鞍岳のりくらたけの飛騨側の頂上近い数百町歩の土地を買占めただけならかく、そこの大雪渓だいせっけいを人夫数十人を使って掘り始めたというのだからニュース・ヴァリュ百パーセントである。
雪のほかに、何一つ見えない大雪谿だいせっけいが、はるか下の方へのびている。向いの山も、まっ白であって、山小屋はもちろん、石室いしむろらしいものさえ見えなかった。そうでもあろう。
氷河期の怪人 (新字新仮名) / 海野十三(著)