“たんどう”の漢字の書き方と例文
語句割合
坦道100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小松原の坦道たんどうを足にまかせてテクテク歩く。南嶺の東北端だという断崖の上へ出た。小肥りな茶店の主人公がさっそく立ち現われて、ぼくらにいう。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たがいにきつかれつして、八ちょうばかりの坦道たんどうを、見るまに、二町走り三町走り、六町走り、アア、あとわずかと試合場しあいじょう城戸きどまで、たッた二、三十けん——。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)