“たまぼち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
多摩墓地50.0%
多磨墓地50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが今から三十年まえ、まだ東京の郊外が武蔵野むさしのであったころに、今の多摩墓地たまぼちのすこし東のほうに、たった一軒だけこの萱葺きの家を新築した人があった。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
葬式の日には、京城からひろしも帰つて来た。郷里の熊本くまもとからは、親戚のものも二三人出て来た。告別が済んで、骨は多磨墓地たまぼちに埋めることになり、小雨の中を、自動車が二台、列を作つて走つた。
落葉日記 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)