“そほん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
粗笨97.3%
疎笨2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少くともブライロフスキーのショパンは、この上もなく情熱的で、少し粗笨そほんではあったが輝かしい美しさに充ちたものであった。
粗笨そほん鹵莽ろもう、出たらめ、むちやくちや、いかなる評もつつしんで受けん。われはただ歌のやすやすと口に乗りくるがうれしくて。(四月三十日)
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
しかしそれは誠に疎笨そほん極まるもので、今から考えればよくあんな物を書いたと、当年の子供心を可笑く思うばかりである。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)