“そとぼりせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
外濠線90.9%
外堀線9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丸善から三越へ回って帰る時には、たいていいつも日本銀行まで歩いてそこから外濠線そとぼりせんに乗る。
丸善と三越 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
その時、外濠線そとぼりせんの電車が、駿河台の方から、坂を下りて来て、けたたましい音を立てながら、私の目の前をふさいだのは、全く神明しんめい冥助めいじょとでも云うものでございましょう。
二つの手紙 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
外堀線そとぼりせんの電車へのった時に、美女ではあるが、何処やら年齢のつろくせぬ不思議な女が乗合わせた、と顔を見合わした時に、彼女はそれと察してかクルリと後をむいて
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)