“そとばこまち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
卒塔婆小町75.0%
卒堵婆小町12.5%
卒都婆小町12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今に段々取る歳も知らないで、来年はモウ廿四になるぢやないか、構ひ手の無くなつた頃に、是れが山木お梅と申す卒塔婆小町そとばこまちの成れの果で御座いツて、山の手の夜店へでも出るが
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「ほんとうに、」吉郎兵衛は、少しも笑わず溜息をつき、「わしはもう、きょうから遊びをやめるよ。卒堵婆小町そとばこまちを眼前にありありと見ました。」
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
綸子りんずの着物に色袈裟いろげさをかけて、経机に向って、いま卒都婆小町そとばこまちが授けた短冊に向って歌を案じている。