“そぞく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鼠賊89.5%
麁族5.3%
鼠族5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鈴川源十郎のうしろには小普請組支配頭青山備前守あおやまびぜんのかみというものがついていて、鼠賊そぞくをひっとらえるのとはこと違い
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
槌と鶏と怪をす事、上述デンデンコロリの話にもあり、山茶の木の槌は化ける、また家に置けば病人絶えずとて熊野に今も忌む所あり、拙妻の麁族そぞく請川うけがわの須川甚助てふ豪家、昔八棟造りを建つるに
このような騒ぎがあった後にも鼠族そぞくのいたずらはやまなかった。恐ろしいほど大きな茶色をした親ねずみは、あたかも知恵の足りない人間を愚弄ぐろうするように自由な横暴な挙動をほしいままにしていた。
ねずみと猫 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)