“ぜんだく”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ゼンダク
語句割合
然諾100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うまく利用するというのは、意気でもなく然諾ぜんだくでもなく、ただこれぜに
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
チットモ心を落ち付けて筆を執る暇がない。その暇のない間を工面して苦しいけれどその然諾ぜんだくの義務を果さねばならん。仕方がないから大駆足でホンノつまらぬ事を書いてその責を果す事にしました。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
「真の人物は、然諾ぜんだくを重んじ、名利では動かない。たとえば、其許そこもとの丈夫な歯を三本抜けるかというに、これは抜けないにきまっていましょう」
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)