“せんめつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
殲滅96.5%
殱滅1.8%
閃滅1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は其の惱を以て祖先の遺傅から來た熱病の一種と考へ、自ら意志を強くして其のバチルスを殲滅せんめつしようと勤めて而してあがいてゐた。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
奮戦力闘、攻め寄る敵を殱滅せんめつして、かえって、良兼の筑波勢に、手痛い損害を与えて、見事、追い返してしまったのである。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今朝、拝謁した時の斉彬の顔が、姿が、部屋が、庭が、いろいろの声と共に、頭の中に閃滅せんめつしつつ、廻転した。
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)