“せんしゅうらく”の漢字の書き方と例文
語句割合
千秋楽100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
梅雨つゆが過ぎて盆芝居ぼんしばいの興行も千秋楽せんしゅうらくに近づくと誰も彼も避暑に行く。郷里へ帰る。そして炎暑のあかる寂寞せきばくが都会を占領する。
夏の町 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
千秋楽せんしゅうらくが入り、舞台楽屋万端取りかたづけの物音に目がめないというはずはないから、そうして長持も当然、納むべきものを納め、蓋をすべきは蓋をする運命とならなければならない瞬間に
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)